永原与蔵(読み)ながはら よぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永原与蔵」の解説

永原与蔵(3代) ながはら-よぞう

1850-1910 幕末-明治時代の陶工
嘉永(かえい)3年生まれ。出雲(いずも)(島根県)布志名(ふじな)焼の名工として知られる。ろくろさばきがみごとで,色絵の茶碗(ちゃわん)や写しに技をみせた。明治43年死去。61歳。初名は房太郎。名は房則。印号は雲永。別号に洞雪。通称永助とも。

永原与蔵(2代) ながはら-よぞう

1800-1864 江戸時代後期の陶工。
寛政12年生まれ。初代永原与蔵の子。出雲(いずも)(島根県)の布志名(ふじな)焼を製作。父のあとをつぎ,松江藩の茶碗(ちゃわん)師となる。元治(げんじ)元年死去。65歳。初名は要蔵。名は建定。印号は雲与。

永原与蔵(初代) ながはら-よぞう

1774-1839 江戸時代後期の陶工。
安永3年生まれ。享和2年出雲(いずも)(島根県)布志名(ふじな)に窯(かま)をひらき,松江藩主松平治郷(はるさと)の茶碗(ちゃわん)師となった。印号は順睦,雲与。天保(てんぽう)10年死去。66歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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