鎌倉時代の仏書。日本曹洞(そうとう)宗の開祖道元(どうげん)の主著の一つ。江戸時代に『日域(にちいき)曹洞初祖道元禅師清規』として6巻2冊に編集開版されたもの。『永平(大)清規』は通称。道元が開創した興聖寺(こうしょうじ)(京都府)、大仏寺(永平寺の前身)、永平寺(福井県)などにおいて、それぞれ個別に漢文体で撰述(せんじゅつ)された6編の実践修道の規範をまとめたものである。その内容は、(1)禅寺における炊事担当者(典座(てんぞ))の仏道実現者としてのあり方を示した「典座教訓」、(2)僧堂の一日夜における大衆一如(だいしゅういちにょ)の修行を示した「弁道法」、(3)朝昼の食事の意義と作法を説いた「赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)」、(4)衆寮(しゅりょう)における読経、勉学、応対などの戒めを説いた「衆寮箴規(しんぎ)」、(5)先輩の知識に対する尊崇のあり方を示した「対大己五夏闍梨法(たいたいこごげじゃりほう)」、(6)禅院の運営をつかさどる重職(四知事(しちじ))の正しいあり方を説いた「知事清規」からなっている。
[小坂機融]
『鏡島元隆・玉城康四郎編『道元の著作』(『講座道元 第3巻』1980・春秋社)』▽『篠原寿雄著『永平大清規――道元の修道規範』(1980・大東出版)』▽『安藤文英著『永平大清規通解』(1981・鴻盟社)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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