永楽屋東四郎(読み)えいらくや とうしろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永楽屋東四郎」の解説

永楽屋東四郎(2代) えいらくや-とうしろう

?-1836 江戸時代後期の版元
名古屋有数の版元をつぎ,江戸日本橋に支店をひらくなど事業を拡大,「北斎漫画」や本居宣長(のりなが)著「古事記伝」44巻などを刊行した。文屋古文(ふみのや-こぶん)の狂名狂歌をよみ,「狂歌江戸の花」など狂歌に関する本も出版した。永楽屋は昭和26年の廃業までつづく。天保(てんぽう)7年死去。名は善長。

永楽屋東四郎(初代) えいらくや-とうしろう

1741-1795 江戸時代中期の版元。
寛保(かんぽう)元年生まれ。安永4年に名古屋で開業。名古屋藩校明倫堂の御用達。寛政7年死去。55歳。姓は片野。名は直郷。号は東壁(璧)堂。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android