永遠の平和のために(読み)えいえんのへいわのために(その他表記)Zum ewigen Frieden

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「永遠の平和のために」の意味・わかりやすい解説

永遠の平和のために
えいえんのへいわのために
Zum ewigen Frieden

ドイツの哲学者 I.カント著作。 1795年刊。重商主義戦争からフランス革命をめぐる戦争へと,戦乱のやむことのなかった時代相をみて「永遠の平和を」の念願もとに書かれた書物。彼の高遠道徳哲学に基づく著述であるが,後年国際連盟に類似した構想を含むきわめて具体的,現実的な提案が多く含まれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む