永長(読み)エイチョウ

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精選版 日本国語大辞典 「永長」の意味・読み・例文・類語

えいちょうエイチャウ【永長】

  1. 平安時代、堀河天皇の代の年号。嘉保三年(一〇九六)一二月一七日天変疾疫により改元白河上皇院政、関白藤原師通の時代。永長二年(一〇九七)一一月、承徳と改元された。出典は「後漢書‐光武帝紀・下」の「夾輔王室、尊事天子、享国永長、為後世法」などによる。

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日本の元号がわかる事典 「永長」の解説

えいちょう【永長】

日本の元号(年号)。平安時代の1096年から1097年まで、堀河(ほりかわ)天皇の代の元号。前元号は嘉保(かほう)。次元号は承徳(じょうとく)。1096年(嘉保3年)12月17日改元。天変と地震凶兆凶事を断ち切るために行われた。『後漢書(ごかんじょ)』を出典とする命名

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