汗をかく(読み)アセヲカク

デジタル大辞泉 「汗をかく」の意味・読み・例文・類語

あせをか・く

汗が出る。
冷や汗が出る。はらはらする。
自分から進んで行動する。一生懸命努力する。「人任せにせず、―・くことが必要だ」
物の表面水滴が生じてぬれる。「冷えたビール瓶が―・く」
食物などが腐りかけたために表面がべとつく。「ハムが―・く」

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精選版 日本国語大辞典 「汗をかく」の意味・読み・例文・類語

あせ【汗】 を かく

  1. 汗を皮膚から分泌する。汗を流す。また、労苦をいとわず働く。汗に成る。
    1. [初出の実例]「君来ませりと 熱けくに 汗可伎(あせカキ)なけ 木の根取り(うそぶき)登り」(出典万葉集(8C後)九・一七五三)
  2. 乾物などの食品、あるいは器物の表面に水滴が生ずる。
    1. [初出の実例]「然るに、この剣、常にあせをぞかきける」(出典:曾我物語(南北朝頃)四)
  3. あせ(汗)に成る
    1. [初出の実例]「対人して面目もなくて汗をかき」(出典:四河入海(17C前)一六)

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