20世紀日本人名事典 「江崎利一」の解説
江崎 利一
エザキ リイチ
- 生年
- 明治15(1882)年12月23日
- 没年
- 昭和55(1980)年2月2日
- 出生地
- 佐賀県佐賀市
- 学歴〔年〕
- 芙蓉小高等科〔明治30年〕卒
- 経歴
- 佐賀県の高小を卒業後、家業の薬屋を継いだが、郷里の有明海のカキに含まれるグリコーゲンの企業化のため、大正11年に大阪で江崎グリコ前身の江崎を設立し、栄養菓子のグリコを「1粒300メートル」のキャッチフレーズやおまけつきなど独特の商法でPR。昭和4年株式に改組し代表取締役社長、33年江崎グリコに改称。その後もビスケット、チョコレート、カレーなどの新製品を次々に発売し、江崎グリコを今日の大手食品会社に育て上げた。48年に会長に退く。著書に「商売に生きる」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報