池上四郎(読み)いけのうえ しろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池上四郎」の解説

池上四郎 いけのうえ-しろう

1842-1877 幕末-明治時代の武士,軍人
天保(てんぽう)13年生まれ。薩摩(さつま)鹿児島藩士。戊辰(ぼしん)戦争に参加。明治4年陸軍少佐となるが,6年西郷隆盛にしたがい帰郷。10年の西南戦争で西郷軍に加わり,熊本城攻撃を指揮。同年9月24日鹿児島城山で戦死。36歳。名は貞固

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の池上四郎の言及

【関一】より

…1897年に母校の教授となり,ベルギー留学を経て鉄道論・交通政策の権威として知られ,日露戦争後は社会政策の研究に集中し《労働者保護法論》(1910刊)などを著した。1914年にその学識を買った池上四郎市長の招きで大阪市助役となり,23年以後亡くなるまでの3期間大阪市長を務めた。この間に大阪港,御堂筋,地下鉄など社会資本の拡充をはかるとともに,公設市場,市営住宅,市民館の設置など都市社会政策の発展に尽力した。…

※「池上四郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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