ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「池上鎌三」の意味・わかりやすい解説
池上鎌三
いけがみけんぞう
[没]1956.1.29. 東京
哲学者。ディルタイ,フッサール,ハイデガーなど生の哲学,現象学,実存哲学を基礎に文化哲学の樹立に努めた。主著『文化哲学基礎論』 (1939) ,『知識哲学原論』 (46) など。また,フッサールの『純粋現象学と現象学的哲学のための諸考察』 Ideen zu einer reinen Phänomenologie und phänomenologische Philosophieの翻訳により,現象学を日本に本格的に紹介。東京大学教授在官中に急逝。
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