コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

汽力発電 きりょくはつでん

3件 の用語解説(汽力発電の意味・用語解説を検索)

大辞林 第三版の解説

きりょくはつでん【汽力発電】

ボイラーで高温・高圧の蒸気を発生させ、蒸気タービンを回転させ、発電機をまわして発電する発電方式。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

汽力発電
きりょくはつでん

蒸気タービンを原動機に用いた火力発電のことで、一般的には火力発電と同じと考えてよい。構造としてはボイラー蒸気タービン、発電機などで構成される。ボイラーで石炭、重油・原油、天然ガスなどの燃料を燃焼させ、水を高温・高圧の蒸気に変える。発生した高温・高圧の蒸気で蒸気タービンを回転させ、蒸気タービンに直結した発電機によって電気を発生させる。石炭火力発電は日本、とくに大都市圏では、環境対策上一時敬遠されていた(東京電力の1998年の火力発電に占める燃料の割合は、液化天然ガス68%、石油26%、石炭6%)。しかし、日本の環境対策技術である脱硫・脱硝技術(硫黄酸化物窒素酸化物を除去すること)の進歩、粉塵(ふんじん)(ダスト)の電気集塵の進歩により、十分な対策がとれるようになった。さらに石炭埋蔵量が豊富で供給が安定していることから、石炭がまた見直されてきている。世界的にみればアメリカ、ドイツ、イギリスそして中国も石炭による旧式な汽力発電が電力の中心であるが、熱効率や環境対策は十分ではないといえる。なお、発電効率の向上を目的にガスタービン発電と排熱回収ボイラーを組み合わせた複合サイクル発電(コンバインドサイクル発電、アドバンストコンバインドサイクルAdvanced Combined Cycle発電=ACC発電)が建設されている。これはガスタービン発電と汽力発電との複合である。[嶋田隆一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の汽力発電の言及

【火力発電】より

…石油,石炭,ガスなど燃料のもつ熱エネルギーを,原動機により機械エネルギーに変え,発電機を回転させて電力を発生させることをいう。火力発電は原動機の種類によりボイラーと蒸気タービンを用いる汽力発電,ディーゼルエンジンなどの内燃機関を用いる内燃力発電,ガスタービンを用いるガスタービン発電,ガスタービンと蒸気タービンの組合せによるコンバインドサイクル発電などに分類される。このうち汽力発電は,熱効率が高く大出力に適するため,事業用火力発電などにもっとも一般的に用いられている。…

※「汽力発電」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

汽力発電の関連キーワードカラビュク火力発電ギヤ直流発電機電源開発温排水火災発電グチイナダ

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

汽力発電の関連情報