油土(読み)ユド

デジタル大辞泉 「油土」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐ど【油土】

硫黄いおう酸化亜鉛ろうなどをオリーブ油などで練って作った人工粘土。放置しても硬化しない。彫刻鋳金原型に用いる。あぶらつち。

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精選版 日本国語大辞典 「油土」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐つち【油土】

  1. 〘 名詞 〙 油で練った粘土。乾燥によって固化することがない。
    1. [初出の実例]「彫刻などと来たら油土(アブラツチ)でお座敷や著物(きもの)を汚すばかりでも怠けた損害ではない」(出典搦手から(1915)〈長谷川如是閑〉くつしたの穴)

ゆ‐ど【油土】

  1. 〘 名詞 〙 亜鉛華硫黄、蝋などを不乾性油で練って作った人工の粘土。乾いて硬化することがない。〔現代日用新語辞典(1920)〕

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