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油汚染 あぶらおせん

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世界大百科事典 第2版の解説

あぶらおせん【油汚染】

油による水域,とくに海洋の汚染を油汚染という。1950年代以降世界的な石油の海上輸送の増大によって,タンカーの数量は増加し,またタンカーそのものも大型化の一途をたどった。一方,これに伴ってタンカーの事故による大量の油流出や油の投棄が増加し,油汚染が海洋汚染の重要な課題として世界的に認識されるようになった。防止対策はIMCOイムコ)(現在のIMO)で検討され,54年には〈油による海水の汚濁の防止のための国際条約〉が成立した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典内の油汚染の言及

【海洋汚染】より

…汚染物質を希釈する作用は有限であり,また海洋生物が汚染物質を濃縮する性質をもつことを重視しなければならない。生物濃縮
[海洋汚染の種類]
 (1)油汚染 海洋の油汚染は年々増加しているが,そのおもな原因はタンカーの事故やタンカーの洗浄水によるものが多い。石油を荷卸しした後,からになったタンクを洗浄した水に含まれる油の量は,積荷石油量の0.4%にも達するといわれている。…

【石油】より

…ここで油とは,原油,重油,潤滑油,軽油,灯油,揮発油,アスファルト,その他原油,および原油から抽出される炭化水素油をいう。 油汚染は,水生生物に対して物理的,化学的作用を直接及ぼし,成育や繁殖などの機能を阻害したり,死滅させたりするだけでなく,間接的には,大気と水中との酸素の交換や光の透過を妨げたり,水温の変化をもたらすことで,生物の生息条件に悪影響を与える。干潮時に露出する海藻などは,油に汚染されたまま日照にさらされると枯死することがあり,また,光合成作用が阻害されたり,色素が退色することが知られている。…

※「油汚染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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