法華懺法(読み)ホッケセンボウ

デジタル大辞泉 「法華懺法」の意味・読み・例文・類語

ほっけ‐せんぼう〔‐センボフ〕【法華×懺法】

法華経を読誦して罪障懺悔さんげし、後生善所を願う法要天台宗の重要な儀式で、略式のものは日常行われる。

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精選版 日本国語大辞典 「法華懺法」の意味・読み・例文・類語

ほっけ‐せんぼう‥センボフ【法華懺法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。法華経を読誦して六根の罪障を懺悔し、滅罪を願う儀式。多く、天台宗で行なわれるもの。せんぼう。
    1. [初出の実例]「彌陀念仏法華懺法灌頂舎利会等、大師所伝也」(出典日本往生極楽記(983‐987頃)円仁)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「法華懺法」の意味・わかりやすい解説

法華懺法
ほっけせんぼう

中国,隋の天台大師智 顗行者のために制定した法華三昧 (ほっけざんまい) を修する儀式作法。法華三昧行法ともいう。『法華経』に基づいて,自己の身体言葉と心によってつくられる罪障の懺悔を 21日間行う。

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世界大百科事典(旧版)内の法華懺法の言及

【懺法】より

…(1)仏事の法要の分類名。経を読誦して罪過を懺悔(さんげ)する法要で,天台系の《法華懺法》と禅系の《観音懺法》が有名である。構成は両者でかなり違っているが,その中心は敬礼段(きようらいだん)(頂礼段),懺悔段,経段にある。…

※「法華懺法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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