精選版 日本国語大辞典 「補陀落山」の意味・読み・例文・類語
ふだらく‐せん【補陀落山】
- =ふだらく(補陀落)
- [初出の実例]「粤有同州補陀洛山」(出典:性霊集‐二(835頃)沙門勝道上補陀洛山碑)
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…【平山 光衛】
[信仰]
下野(しもつけ)の修験僧勝道上人(737‐817)は初めて男体山頂をきわめ,782年(延暦1)日光山を開いたと伝える。以来,日光山の主峰である男体山は補陀落(ふだらく)山,二荒山とも呼ばれ,神体山としてまた修験の霊場として崇敬された。近世には日光山内に東照宮が建立され,江戸幕府の精神的主柱としての役割も果たした。…
…香川県大川郡志度町にある真言宗善通寺派の寺。山号補陀落山(ふだらくさん)。東讃最古の名刹で,四国八十八ヵ所第86番札所である。…
…中国山西省にある山脈の主峰五山を指す。《華厳経》の受持にともない,5世紀ころから文殊菩薩の住む清涼山にあたると信ぜられ,普賢菩薩の峨嵋山,観音の補陀落山とともに中国三大仏教聖地の一つとなった。浄土教の曇鸞(どんらん)がここに遊び聖跡に感じて出家した話は有名であるが,大塔院寺等いわゆる台中百ヶ寺の基礎が置かれたのも,このころである。…
※「補陀落山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」