浄居天(読み)じょうごてん

精選版 日本国語大辞典 「浄居天」の意味・読み・例文・類語

じょうご‐てんジャウゴ‥【浄居天】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。不還果(ふげんか)を証した聖者凡夫と一緒にいることを嫌って法楽に住する天。色界第四禅天の八天のうち、無煩天・無熱天・善現天善見天色究竟天(しきくきょうてん)五つの称。浄居
    1. [初出の実例]「浄居天変じて、生老病死を現じて見え奉り」(出典:栄花物語(1028‐92頃)音楽)
    2. 「それは浄居天(ジャウゴテン)がさせるわざだ」(出典連環記(1940)〈幸田露伴〉)
    3. [その他の文献]〔倶舎頌疏‐世品一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む