デジタル大辞泉
「浮き秤」の意味・読み・例文・類語
うき‐ばかり【浮き×秤】
目盛りをつけたガラス管の下部を球形にし、その中におもりを封じ込んで、垂直に浮くようにした液体用比重計。測定する液体中に入れ、沈んだ深さから比重を知る。ふひょう。
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浮き秤
うきばかり
hydrometer
液体の密度、比重、水に溶けた物質の百分率などを測定する器具。用途に応じて次の4種類に分けられる。
(1)密度浮き秤 特定の温度での密度を測定する。
(2)比重浮き秤 特定の温度での液体の比重を測定する。
(3)百分率浮き秤 水に溶けた食塩やアルコールなどの物質の百分率を測定する。
(4)任意スケール浮き秤 液体の密度、比重、濃度などを特殊な目盛りで表示する。
通常の浮き秤は下部におもりを入れたガラス管で、液体の中で垂直に浮くようになっている。管の下部は液面下に沈むが、沈む体積は液体の密度に比例するので、ガラス管上部の目盛りによって、沈む深さを読み取ると、密度に比例した値が得られる。
[石川光男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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浮き秤
うきばかり
hydrometer
液体に浮べて,浮き秤のおもりの重量とおもりに働く浮力との釣合いから,液体の比重をはかる比重計の1種。目盛り浮き秤は下部にふくらみとおもりをつけて,垂直に液中に立つようにし,上部に目盛りをつけて,液面に接する点の目盛りからその液体の比重が読めるように較正してある。ボーメ度,アルコール度,ショ糖度などの濃度を示す目盛りもある。ニコルソンの浮き秤では,物体や分銅を適当に載せることによって,液体に対する固体の比重を知ることができる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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