浮世物真似(読み)ウキヨモノマネ

デジタル大辞泉 「浮世物真似」の意味・読み・例文・類語

うきよ‐ものまね【浮世物真似】

物売り動物身振り音声などをまねること。また、その芸。役者の身振り・声色をまねる役者物真似に対していう。
「―、能狂言境内所狭ところせきまでみちみちたり」〈滑・膝栗毛・七〉

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精選版 日本国語大辞典 「浮世物真似」の意味・読み・例文・類語

うきよ‐ものまね【浮世物真似】

  1. 〘 名詞 〙 世間の種々の人物禽獣などの音声や身ぶりをまねる芸。役者の身振り、声色をまねる役者物真似に対していい、江戸時代盛り場で小屋がけの興行物として流行した。
    1. [初出の実例]「けふはめづらしううき世物まね、役者のこわいろ、身ぶり物真似」(出典:咄本・軽口片頬笑(1770)二)

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