デジタル大辞泉
「浮石」の意味・読み・例文・類語
うき‐いし【浮(き)石】
1 軽石。
2 河床にある石で、一部が河底から離れ、下を水が流れているもの。
3 くずれやすく不安定な状態に積み重なっている石や岩。
4 囲碁で、根拠がなく孤立していて、相手にねらわれやすい石。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
うき‐いし【浮石】
- 〘 名詞 〙
- ① =うきいわ(浮岩)①〔和玉篇(15C後)〕
- ② 河床にある石で、一部が河底から離れて下を水が流れているもの。
- ③ トンネルなどを掘って完成まで崩れないように丸太などで支える時に、穴の上面に現われている岩石。
- ④ 囲碁で、はっきりした活(いき)の根拠をもたない石。
ふ‐せき【浮石】
- 〘 名詞 〙 軽石のこと。〔音訓新聞字引(1876)〕 〔左思‐呉都賦〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
浮石
極端に小さい気胞ができてあぶくに似た火山砕屑質の熔岩の一般的な名称.通常この語は酸性から中性の組成をもつ明るい色のものに用いられ,これらは軽く水に浮かぶ.流紋岩質の浮石では気泡は長く延びて新鮮な壁では真珠状あるいは絹糸状の光沢があり,粗面岩質浮石では荒れた壁をもつ細胞状になっている.塩基性の組成をもつものは暗い色で密度も大きく,一般に岩滓質浮石(scoriaceous pumice)または岩滓(scoria)とよんでいる[Hill : 1774, Granger : 1931, Tyrrell : 1952].spumaは泡,あぶく,ラテン語のpumicstanは軽石の意味.軽石,浮石などは中国の古典にも見られ,平安期の名抄にもある.由来は不明[歌代ほか : 1978].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
Sponserd by 
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の浮石の言及
【スコリア】より
…大きさや形ではなく,黒色,暗褐色で多孔質という内部構造に基づく分類名。白色,淡色のものは軽石(浮石)とよばれ,通常スコリアよりさらに多孔質で軽い。スコリアは玄武岩など鉄,マグネシウムなどの多いマグマの発泡により生ずる。…
※「浮石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 