浮石(読み)ふせき(英語表記)pumice

翻訳|pumice

岩石学辞典「浮石」の解説

浮石

極端に小さい気胞ができてあぶくに似た火山砕屑質の熔岩の一般的な名称.通常この語は酸性から中性の組成をもつ明るい色のものに用いられ,これらは軽く水に浮かぶ.流紋質の浮では気泡は長く延びて新鮮な壁では真珠状あるいは絹糸状の光沢があり,粗面岩質浮石では荒れた壁をもつ細胞状になっている.塩基性の組成をもつものは暗い色で密度も大きく,一般に岩滓質浮石(scoriaceous pumice)または岩滓(scoria)とよんでいる[Hill : 1774, Granger : 1931, Tyrrell : 1952].spumaは泡,あぶく,ラテン語のpumicstan軽石の意味.軽石,浮石などは中国の古典にも見られ,平安期の名抄にもある.由来は不明[歌代ほか : 1978].

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精選版 日本国語大辞典「浮石」の解説

うき‐いし【浮石】

〘名〙
① =うきいわ(浮岩)①〔和玉篇(15C後)〕
河床にある石で、一部が河底から離れて下を水が流れているもの。
トンネルなどを掘って完成まで崩れないように丸太などで支える時に、穴の上面に現われている岩石
囲碁で、はっきりした活(いき)根拠をもたない石。

ふ‐せき【浮石】

〘名〙 軽石のこと。〔音訓新聞字引(1876)〕 〔左思‐呉都賦〕

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デジタル大辞泉「浮石」の解説

うき‐いし【浮(き)石】

軽石かるいし
河床にある石で、一部が河底から離れ、下を水が流れているもの。
くずれやすく不安定な状態に積み重なっている石や岩。
囲碁で、根拠がなく孤立していて、相手にねらわれやすい石。

ふ‐せき【浮石】

軽石かるいしのこと。

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世界大百科事典内の浮石の言及

【スコリア】より

…大きさや形ではなく,黒色,暗褐色で多孔質という内部構造に基づく分類名。白色,淡色のものは軽石(浮石)とよばれ,通常スコリアよりさらに多孔質で軽い。スコリアは玄武岩など鉄,マグネシウムなどの多いマグマの発泡により生ずる。…

※「浮石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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