デジタル大辞泉 「海棠」の意味・読み・例文・類語 かい‐どう〔‐ダウ〕【海×棠】 1 バラ科の落葉小高木。枝は紫色で垂れ下がり、葉は楕円形。4月ごろ、紅色の花が下向きに咲き、実は丸く、黄褐色に熟す。中国の原産で、庭木などにする。垂枝すいし海棠。花はな海棠。《季 春》「―や白粉に紅をあやまてる/蕪村」2 ミカイドウの古名。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「海棠」の意味・読み・例文・類語 かい‐どう‥ダウ【海棠】 〘 名詞 〙① バラ科の落葉低木。中国原産で、日本では古くから観賞用に栽植されている。幹は高さ五~八メートルに達し、枝は多数に分かれ紫色で垂れ下がって広がり、先端が刺(とげ)になることがある。葉は互生し、先のとがった楕円形で、若葉のうちは紅色を帯びる。四~五月頃、長い花柄にリンゴの花に似た三~五センチメートルの紅色の五弁花が開く。果実は径五~八ミリメートルの球形で、黄赤色に熟す。漢名、垂糸海棠。はなかいどう。《 季語・春 》 〔尺素往来(1439‐64)〕[初出の実例]「海棠のはなは満ちたり夜の月〈普船〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)四)② =みかいどう(実海棠)〔大和本草(1709)〕③ なよやかな美女をたとえていう。[初出の実例]「海棠のねむる鼾か風の音〈正直〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「海棠」の解説 海棠 (カイドウ) 学名:Malus micromalus植物。バラ科の落葉小高木,園芸植物 海棠 (カイドウ) 植物。バラ科の落葉小高木・低木,園芸植物。ハナカイドウの別称 海棠 (カイドウ) 植物。バラ科の落葉高木。ミカイドウの別称 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by