ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海洋自由論」の意味・わかりやすい解説
海洋自由論
かいようじゆうろん
Mare liberum
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グロティウスの著,1609年刊。1493年の教皇勅書によるスペインとポルトガルの領土分割に反対してオランダの権益を守るために書かれ,公海自由の国際法の原則確立に貢献した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
…これが彼が国際法に興味をもった機縁といわれる。本書の第12章は09年《海洋自由論》として公刊されたが,残部は1864年原稿が発見され,68年に公刊された。 1607年以後,彼は政治・外交の実際に参画するに至っているが,やがてゴマルス派対アルミニウス派の神学論争をめぐる政治闘争にまき込まれ,後者に好意をよせつつも宗教的寛容を説き,両派の和解に努めた。…
※「海洋自由論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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