海洋閉鎖論(読み)かいようへいさろん(その他表記)Mare clausum sive de dominio maris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海洋閉鎖論」の意味・わかりやすい解説

海洋閉鎖論
かいようへいさろん
Mare clausum sive de dominio maris

イギリス学者 J.セルデンが 1635年に刊行した書物オランダの H.グロチウスの『海洋自由論』に対し,イギリスはイギリス海の領有を主張し,オランダの船舶を排除したが,これを法的に擁護するため著わされた。国際法,自然法,長期慣行に基づけば,法的に海洋の領有が可能であること,また海水は流動的であっても海洋そのものは領有の対象となりうるのであり,物理的にも海洋の領有が可能であるとした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む