海洋閉鎖論(読み)かいようへいさろん(その他表記)Mare clausum sive de dominio maris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海洋閉鎖論」の意味・わかりやすい解説

海洋閉鎖論
かいようへいさろん
Mare clausum sive de dominio maris

イギリスの学者 J.セルデンが 1635年に刊行した書物。オランダの H.グロチウスの『海洋自由論』に対し,イギリスはイギリス海の領有を主張し,オランダの船舶を排除したが,これを法的に擁護するため著わされた。国際法,自然法,長期の慣行に基づけば,法的に海洋の領有が可能であること,また海水は流動的であっても海洋そのものは領有の対象となりうるのであり,物理的にも海洋の領有が可能であるとした。

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