海雲(読み)かいうん

精選版 日本国語大辞典 「海雲」の意味・読み・例文・類語

かい‐うん【海雲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 海と雲。また、海上はるかに見える雲。
    1. [初出の実例]「所の致景(ちけい)を見るに、南西は海雲漫々として」(出典謡曲檜垣(1430頃))
    2. [その他の文献]〔杜甫‐所思詩〕
  3. 海藻の名。もずく。海蘊水雲
    1. [初出の実例]「勧海雲等之後、有引出物馬一疋」(出典:権記‐寛弘七年(1010)正月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「海雲」の読み・字形・画数・意味

【海雲】かいうん

海上の雲。唐・杜甫所思〕詩 農と爲る、山の曲(くま) に臥す、雲の邊(ほとり)

字通「海」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「海雲」の解説

海雲(2) かいうん

祥水海雲(しょうすい-かいうん)

海雲(1) かいうん

?-? 平安時代前期の僧。
華厳をまなぶ。大同(だいどう)元年(806)東大寺別当となった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android