デジタル大辞泉
「水雲」の意味・読み・例文・類語
すい‐うん【水雲】
1 水と雲。転じて、大自然。雲水。
2 流れる水や行く雲のように漂泊し、行脚すること。また、その僧。雲水。「水雲の僧」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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すい‐うん【水雲】
- 〘 名詞 〙
- ① 水と雲。雲水。また転じて、大自然。
- [初出の実例]「放二開線路一、且聴二水雲往来一」(出典:空華集(1359‐68頃)一九・一無二住清見江湖疏)
- [その他の文献]〔王昌齢‐巴陵送李十二詩〕
- ② 水や雲のようにとどまることなく行脚(あんぎゃ)すること。また、行脚の僧。雲水。
- [初出の実例]「水雲生計、久錬精比二神丹一」(出典:東海一漚集(1375頃)二・江湖請大喜住浄玅疏)
- 「ともなふ人ふたり、浪客の士ひとり、ひとりは水雲の僧」(出典:俳諧・鹿島紀行(1687))
もずくもづく【水雲・海蘊】
- 〘 名詞 〙 褐藻類モズク科の海藻。北海道から九州にかけて日本海・太平洋沿岸に分布し、ホンダワラ・ツルモなど大形の海藻に着生する。葉状体は粘質の糸状、不規則に分岐して樹枝状を呈し長さ三〇センチメートル以上に達する。全体暗褐色、先端に近づくにつれて淡褐色になる。酢の物にして食用にされる。もぞこ。もうぞこ。もぞく。もくず。《 季語・春 》
- [初出の実例]「母豆久 六斗」(出典:正倉院文書‐天平六年(734)五月一日・造仏所作物帳)
もぞく【水雲・海蘊】
- 〘 名詞 〙 =もずく(水雲)
- [初出の実例]「ほしておく・かべにもぞくをべったりと」(出典:雑俳・野良帽子(1705))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「水雲」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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水雲 (モズク・モゾク;モゾコ)
学名:Nemacystus decipiens
植物。モズク科の褐藻
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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