海鳴(読み)ウミナリ

デジタル大辞泉 「海鳴」の意味・読み・例文・類語

うみなり【海鳴】[書名]

津村節子の長編歴史小説。江戸時代佐渡鉱山舞台に、遊女と貧しい人足の恋と運命を描く。同人誌文学者」に昭和39年(1964)から昭和40年(1965)にかけて連載単行本は昭和40年(1965)の刊行

かい‐めい【海鳴】

海鳴り」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「海鳴」の意味・読み・例文・類語

うみ‐なり【海鳴】

  1. 〘 名詞 〙 海から聞こえてくる、低い遠雷のような音。台風低気圧によって生じたうねりや波浪海岸近くでくずれるときに出る音。
    1. [初出の実例]「木の葉の飛ぶ時分しまき烈しく海鳴りがして怖ろしくなったところで」(出典:新浦島(1895)〈幸田露伴〉三)

かい‐めい【海鳴】

  1. 〘 名詞 〙 海から聞こえてくる、遠雷の低いうなりのような音。台風や低気圧によって生じたうねりや波浪が海岸近くでくずれるときに出る音。うみなり。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海鳴」の意味・わかりやすい解説

海鳴
うみなり
oceanic noise

海から聞えてくる断続的な遠い雷のような音。台風や低気圧のときやその近接時に海岸からやや離れたところでよく聞える。台風,低気圧などから出たうねりや波が海岸に寄せてくずれるとき,巻込まれた空気が圧迫され,すきまから急に噴出するために起るといわれる。

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