深情(読み)しんじょう

精選版 日本国語大辞典 「深情」の意味・読み・例文・類語

しん‐じょう‥ジャウ【深情】

  1. 〘 名詞 〙 深い思いやり。厚情
    1. [初出の実例]「昔、老師等のかかる篤志深情より起りし事なるに、今時(きんじ)は図らずも其医流盛大となり」(出典蘭東事始(1815)序)
    2. [その他の文献]〔王羲之‐深情帖〕

ふか‐なさけ【深情】

  1. 〘 名詞 〙 情が深いこと。情愛が濃厚であること。また、その愛情
    1. [初出の実例]「外面ばかりの深情(フカナサケ)行末いかになるやらん」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)五)

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普及版 字通 「深情」の読み・字形・画数・意味

【深情】しんじよう(じやう)

誠意。唐・白居易長恨歌〕詩 唯だ物を將(もつ)て深を表はさん 鈿合(でんがふ)金釵(きんさい)(黄金かんざし)、寄せ將て去らしむ

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