日本歴史地名大系 「深浦湊」の解説
深浦湊
ふかうらみなと
津軽の日本海側で最も南に位置し、古くから蝦夷地と日本海岸・瀬戸内海方面とを結ぶ北国海運の寄港地。江戸時代は松前航路と下北航路の分岐点でもあり、風待湊と木材を上方へ積出す港として明治末まで栄えた。正保二年(一六四五)の津軽郡之絵図に「此間口百五拾四間 深サ八尋九尋 是より松前へ弐拾五里同秋田領渡鹿三拾五里但西南風舟かかり吉北風悪し」とある。
「日本書紀」斉明天皇四年四月条に「阿倍臣
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報