清原業忠(読み)きよはらなりただ

改訂新版 世界大百科事典 「清原業忠」の意味・わかりやすい解説

清原業忠 (きよはらなりただ)
生没年:1409-67(応永16-応仁1)

室町中期の学者。父宗業,もと良宣,のち業忠と改名。号環翠軒,法名常忠。明経道を家学とする清原家に生まれ,その学識は高く評価されて〈天下の学者は皆之を師とす〉とまでいわれた。法制にも明るく,明法家の中原・坂上両家が衰微すると彼の学説が重んぜられるようになり,細川勝元の請により,初めて貞永式目を講じ,また《貞永式目聞書》を著している。
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関連語 清田

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清原業忠」の解説

清原業忠 きよはらの-なりただ

1409-1467 室町時代儒者
応永16年生まれ。家学の明経(みょうぎょう)道をまなぶ。後花園天皇侍読をつとめ,足利義政らも聴聞し,当代最高の学者と評される。清原家ではじめて生前に従三位をうけ,正三位,大蔵卿にすすんだ。応仁(おうにん)元年4月28日死去。59歳。初名は良宣。号は環翠軒。著作に「永享大饗(えいきょうだいきょう)記」。

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