湖流(読み)コリュウ(その他表記)lake current

関連語 堀内

最新 地学事典 「湖流」の解説

こりゅう
湖流

currents ,stream

風,河川流入,熱などの外力によって生じる湖水運動。湖流の大部分は風による。風の摩擦応力によって表面水は風下側に輸送される(吹送流)。このときできる水面傾斜により下層では逆向きの傾斜流が生じ,全体として鉛直方向の循環流が発生する。湖底面の傾斜の効果が強くなると,鉛直循環流は水平循環流に形を変える(地形性循環流)。水温成層が発達すると,水温躍層が湖底面と同様な役目をし,躍層以浅の表層水が水平循環流を形成する。五大湖では,この種の強い流れが観測されており沿岸ジェット流と呼ばれる。地球自転の影響が加わると,地衡流的バランスが保たれ,琵琶湖北湖のように持続的な環流が形成される。風はまた波を起こし,沿岸帯では波が砕波して沿岸流(longshore currents)などの流れに転化される。河川の流入は,流量,流入水の水温,濁度,河口形状などにより,密度流や噴流を発生させる。熱は湖水温を変化させ,その密度差により密度流や環流を起こす。以上のほかに,波浪やセイシュ,内部振動,潮汐など周期的な運動に伴う振動流がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湖流」の意味・わかりやすい解説

湖流
こりゅう
lake current

湖水の非周期的な運動。おもに風による吹送流で,流速風速の1~2%程度。琵琶湖などではしばしば水平環流が認められる。流入水が大量のときは密度流を生じることがある。湖流は垂直的には完全な環流を形成しないと考えられている。

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