湯梨浜町(読み)ゆりはま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湯梨浜町」の意味・わかりやすい解説

湯梨浜〔町〕
ゆりはま

鳥取県中部,天神川下流東岸,日本海に面する町。 2004年 10月羽合町,東郷町,村が合体して成立。橋津付近には多くの古墳長瀬に広大な砂丘遺跡があり,橋津古墳群 (別称馬ノ山古墳群) は史跡。江戸時代には米の積出港として栄え,藩倉も置かれた。米のほか二十世紀梨などの果樹を産し,繊維,食品などの中小工場も立地。泊漁港は沿岸漁業基地で小型底引き,刺網,一本釣りなどが行なわれ,タイ,イカ,ハマチなどが水揚げされる。東郷池周辺の丘陵地には北山古墳 (史跡) などの古墳群,伯耆一宮の倭文神社があり,境内の経塚 (史跡) から出土した銅経筒,銅鏡などの国宝所蔵。南部には羽衣石城跡がある。また東郷温泉,羽合温泉,名勝尾崎氏庭園などがある。町域の一部は三朝 (みささ) 東郷湖県立自然公園に属する。 JR山陰本線,国道9号線,同 179号線が通る。面積 77.94km2。人口 1万6055(2020)。

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日本歴史地名大系 「湯梨浜町」の解説

湯梨浜町
ゆりはまちよう

2004年10月1日:東伯郡泊村羽合町東郷町合併
【泊村】鳥取県:東伯郡
【羽合町】鳥取県:東伯郡
【東郷町】鳥取県:東伯郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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