日本歴史地名大系 「湯田町」の解説 湯田町ゆだまち 岩手県:和賀郡湯田町面積:三〇四・六九平方キロ郡の南西部、奥羽山脈とその支脈に囲まれた沢内(さわうち)盆地に立地。四囲の山々から流れ出る湯之沢(ゆのさわ)川・下前(したまえ)川・左草(さそう)川・鬼(おに)ヶ瀬(せ)川・沢入(さわいり)川・鷲之巣(わしのす)川・南本内(みなみほんない)川・廻戸(まつと)川などの流域の小盆地に集落と耕地が点在する。これらの沢水を集める和賀川は当町川尻(かわしり)で南流から東流に転じる。東は和賀町、南は胆沢(いさわ)郡胆沢町、西は秋田県雄勝(おがち)郡東成瀬(ひがしなるせ)村・同県平鹿(ひらか)郡山内(さんない)村・同県仙北(せんぼく)郡六郷(ろくごう)町、北は同郡千畑(せんはた)町と沢内村。東境には兎森(うさぎもり)山(一〇五四・三メートル)・鷲(わし)ヶ森(もり)山(一二〇七・四メートル)・牛形(うしがた)山(一三三九・八メートル)の山々、西から南境にかけては女神(めがみ)山(九五五・八メートル)・三森(みつもり)山(一一〇二・二メートル)・蟻巣(ありす)山(一一六二メートル)・三界(さんかい)山(一三八一・一メートル)など奥羽山脈の分水嶺をなす高山が連なる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by