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満田久輝 みつだひさてる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

満田久輝
みつだひさてる

[生]1914.5.27. 大阪,大阪
[没]2006.3.10. 京都
栄養化学・食糧科学者。 1937年京都帝国大学農林化学科卒業。 1944年同大学農学部助教授,1949年農学博士号取得,1952年教授,1978年名誉教授。退官後は甲子園大学学長,環境科学総合研究所所長。ビタミン類の超微量測定法を考案したほか,米にビタミンを加えた強化米を開発して脚気の克服に寄与,第2次世界大戦中および戦後の国民の健康増進に大きな貢献をした。また,炭酸ガス密封による冬眠密着貯蔵法の確立など食糧貯蔵法の開発にも寄与した。 1974年国際食品科学工学会賞インターナショナル賞受賞。 1966年学術会議会員,1983年学士院会員。 1989年文化功労者。 1994年文化勲章受章。『栄養化学』『食品保存』『栄養化学実験法』などの著書がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

満田久輝 みつだ-ひさてる

1914-2006 昭和-平成時代の農芸化学者。
大正3年5月27日生まれ。昭和27年京大教授となる。53年甲子園大学長。環境科学総合研究所長をつとめる。ビタミン強化米,炭酸ガス密着包装法(冬眠米)を開発。ビタミンB2の生合成機構の研究で55年学士院賞。平成6年文化勲章。平成18年3月10日死去。91歳。大阪出身。京都帝大卒。著作に「栄養化学」「米,再考」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

満田久輝
みつだひさてる
(1914―2006)

京都大学名誉教授。栄養化学者。大阪府生まれ。1937年(昭和12)京都帝国大学農学部農林化学科卒業。1944年同大学助教授、1952年教授、1978年定年退官後、甲子園大学学長、環境科学総合研究所所長などを歴任。栄養化学の領域で独創的な研究成果を上げた。ビタミン類の超微量測定法を考案。戦中、戦後の食糧事情が困難な時期に、コメにビタミンを加えた強化米を開発し、国民病といわれた脚気(かっけ)の克服に寄与、国民の健康増進に貢献した。1959年科学技術長官賞科学技術功労者表彰。1980年日本学士院賞、1986年アインシュタイン特別名誉科学賞を受賞。1989年(平成1)文化功労者、1994年文化勲章を受章した。[編集部]
『満田久輝著『米、再考――コメは世界の主食です。』(1993・集英社)』

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