源有綱(読み)みなもとのありつな

朝日日本歴史人物事典 「源有綱」の解説

源有綱

没年文治2.6.16(1186.7.4)
生年:生年不詳
平安末・鎌倉初期の武士。仲綱の嫡男,頼政の孫。従五位下,右衛門尉通称,伊豆冠者。治承4(1180)年の頼政・仲綱の挙兵・敗死後も源頼朝に属して平氏討滅の戦いに参加。源義経女婿となり,文治1(1185)年,義経都落ちに同道するが,大物浜で難破翌年,北条時定の追撃を受け大和山中自殺した。

(田中文英)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「源有綱」の解説

源有綱 みなもとの-ありつな

?-1186 平安後期-鎌倉時代武将
源仲綱の子。源義経の娘婿。源頼朝と対立して西国へむかう義経にしたがう。大物(だいもつ)浜から船出したが難破で別行動をとり,大和(奈良県)で文治(ぶんじ)2年6月16日北条時定に追われて自殺。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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