コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

溶原菌 ようげんきん

3件 の用語解説(溶原菌の意味・用語解説を検索)

大辞林 第三版の解説

ようげんきん【溶原菌】

バクテリオファージに感染された細菌で、溶菌せずにバクテリオファージのゲノムを染色体の一部として組み込むことなどによって保持しているもの。見かけは正常な細菌だが、リプレッサーの不活性化によって、バクテリオファージが増殖を始めると、溶菌する。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

溶原菌【ようげんきん】

非増殖性のバクテリオファージプロファージ)の感染を受けた細菌。感染を受けることを溶原化という。プロファージDNAは細菌の染色体に組み込まれていて,細菌の分裂とともに複製される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ようげんきん【溶原菌 lysogen】

細菌を宿主とするウイルス(バクテリオファージ,単にファージともいう)には,感染後,細胞内で増殖して宿主を死に至らしめるものと細胞内に潜伏してしまうものがある。後者の場合,ウイルスの遺伝物質(ゲノム)は宿主染色体の一部として組み込まれており,その発現がリプレッサー呼ばれるタンパク質の働きで大部分抑制されている。組みこまれた状態のウイルスのゲノムをプロファージと呼ぶ。このような状態の細菌は溶原菌と呼ばれ,一見正常な細菌と区別がつかない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

溶原菌の関連キーワード形質導入細菌ウイルスバクテリオシンバクテリオファージ発光バクテリアバクテリア溶菌RNAファージビルレントファージプロファージ

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone