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溶原菌 ようげんきん

大辞林 第三版の解説

ようげんきん【溶原菌】

バクテリオファージに感染された細菌で、溶菌せずにバクテリオファージのゲノムを染色体の一部として組み込むことなどによって保持しているもの。見かけは正常な細菌だが、リプレッサーの不活性化によって、バクテリオファージが増殖を始めると、溶菌する。

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百科事典マイペディアの解説

溶原菌【ようげんきん】

非増殖性のバクテリオファージプロファージ)の感染を受けた細菌。感染を受けることを溶原化という。プロファージのDNAは細菌の染色体に組み込まれていて,細菌の分裂とともに複製される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ようげんきん【溶原菌 lysogen】

細菌を宿主とするウイルス(バクテリオファージ,単にファージともいう)には,感染後,細胞内で増殖して宿主を死に至らしめるものと細胞内に潜伏してしまうものがある。後者の場合,ウイルスの遺伝物質(ゲノム)は宿主染色体の一部として組み込まれており,その発現がリプレッサーと呼ばれるタンパク質の働きで大部分抑制されている。組みこまれた状態のウイルスのゲノムをプロファージと呼ぶ。このような状態の細菌は溶原菌と呼ばれ,一見正常な細菌と区別がつかない。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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