滝春一(読み)タキ シュンイチ

20世紀日本人名事典 「滝春一」の解説

滝 春一
タキ シュンイチ

昭和・平成期の俳人暖流主宰



生年
明治34(1901)年10月15日

没年
平成8(1996)年4月28日

出生地
神奈川県横浜市

本名
滝 粂太郎(タキ クメタロウ)

学歴〔年〕
高小卒

主な受賞名〔年〕
蛇笏賞(第16回)〔昭和57年〕「花石榴

経歴
大正15年水原秋桜子の門に入り、昭和8年「馬酔木同人。11年「菱の花」選者となり、15年「暖流」と改題、主宰。句集に「常念」「瓦礫」「深林」「滝春一句集」「花石榴」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝春一」の解説

滝春一 たき-しゅんいち

1901-1996 昭和-平成時代の俳人。
明治34年10月15日生まれ。水原秋桜子に師事し,「馬酔木(あしび)」同人。昭和14年から「暖流」を主宰。戦後,無季俳句をとなえて「馬酔木」をはなれたが,41年復帰。57年「花石榴」で蛇笏(だこつ)賞。人生機微をうたった。平成8年4月28日死去。94歳。神奈川県出身。本名は粂太郎。
格言など】あの世へも顔出しにゆく大昼寝(「ゆずり葉」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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