瀬波温泉(読み)セナミオンセン

デジタル大辞泉 「瀬波温泉」の意味・読み・例文・類語

せなみ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【瀬波温泉】

新潟県北部、村上市にある温泉日本海の瀬波海岸に面する。泉質塩化物泉。明治37年(1904)、石油井戸掘削の際に発見された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「瀬波温泉」の意味・わかりやすい解説

瀬波温泉
せなみおんせん

新潟県北部、村上市(むらかみし)の日本海岸にある温泉。1904年(明治37)下越(かえつ)石油会社が石油井戸を掘った際に噴出した温泉で、100℃前後の熱湯がいまも噴き上げて全旅館の泉源をなしている。背後小山からの粟(あわ)島や佐渡島の眺めがすばらしく、夏は海水浴も楽しめる。泉質は塩化物泉。村上の鮭文化を紹介した「イヨボヤ会館」や鱸(すずき)ヶ池の名所があり、村上茶、堆朱(ついしゅ)、温泉まんじゅうが名物。JR羽越本線村上駅からバスで15分。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「瀬波温泉」の意味・わかりやすい解説

瀬波温泉
せなみおんせん

新潟県北部,村上市の日本海に面する温泉。かつては漁港町であったが,1904年温泉が発見され,現在では砂丘沿いに県北部最大の温泉街を形成。泉質は食塩泉,硫黄泉。泉温 100℃。リウマチ創傷,痛風に効能付近海水浴場としても有名。すずきヶ池の名所がある。瀬波笹川流れ粟島県立自然公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android