火が降る(読み)ヒガフル

デジタル大辞泉 「火が降る」の意味・読み・例文・類語

・る

非常に貧乏であるさまのたとえ。
内証は提灯程な―・って」〈浮・一代男・三〉
[類語]食うや食わず手鍋を提げる借金を質に置く提灯程の火が降る火を吹く力も無い貧に迫る貧乏の花盛り紙子四十八枚赤貧洗うが如し破窓はそうを射る釜中ふちゅううおしょう

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精選版 日本国語大辞典 「火が降る」の意味・読み・例文・類語

ひ【火】 が 降(ふ)

  1. ( 家の物を火が焼いて何もない意から ) きわめて貧しいさまをいう。非常に貧乏である。
    1. [初出の実例]「ペドロノ イエニワ figa(ヒガ) furu(フル)〈訳〉ペドロの家には何もない。つまり貧しい」(出典日葡辞書(1603‐04))

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