赤貧洗うが如し(読み)セキヒンアラウガゴトシ

デジタル大辞泉 「赤貧洗うが如し」の意味・読み・例文・類語

赤貧せきひんあらうがごと

きわめて貧しく、洗い流したように何もないさま。
[補説]「清貧洗うが如し」とするのは誤り。→清貧
[類語]食うや食わず手鍋を提げる借金を質に置く火が降る提灯程の火が降る火を吹く力も無い貧に迫る貧乏の花盛り紙子四十八枚破窓はそうを射る釜中ふちゅううおしょう

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精選版 日本国語大辞典 「赤貧洗うが如し」の意味・読み・例文・類語

せきひん【赤貧】 洗(あら)うが如(ごと)

  1. たいへん貧しくて、洗い流したように何一つ所有物のないさま。
    1. [初出の実例]「平常銭を得ば、輙ち酒に代へ、放浪飄逸、赤貧洗ふが如く」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉九)

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ことわざを知る辞典 「赤貧洗うが如し」の解説

赤貧洗うが如し

きわめて貧しくて、洗い流したように何一つ持ち物のないさま。

[使用例] 諸道具もなければ金もなし、赤貧洗うがごとくにして、他人の来て訪問おとずれてくれる者もなし[福沢諭吉福翁自伝|1899]

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