火を吹く力も無い(読み)ヒヲフクチカラモナイ

デジタル大辞泉 「火を吹く力も無い」の意味・読み・例文・類語

ちから・い

かまどの下の火を吹きたてることもできない。ひどく貧乏なさまのたとえ。
ちりも灰もなく―・く」〈浮・永代蔵・一〉
[類語]食うや食わず手鍋を提げる借金を質に置く火が降る提灯程の火が降る貧に迫る貧乏の花盛り紙子四十八枚赤貧洗うが如し破窓はそうを射る釜中ふちゅううおしょう

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精選版 日本国語大辞典 「火を吹く力も無い」の意味・読み・例文・類語

ひ【火】 を 吹(ふ)く力(ちから)もない

  1. ( かまどの下の火を吹きたてることもできない意から ) この上もなく貧困で暮らしをたてていく力もないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「此発句に自慢せし人、のち一段富盛へけり。又のせて笑ふたる者ハ、火をふかふちからもなふなった」(出典:咄本・戯言養気集(1615‐24頃)下)

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