デジタル大辞泉 「手鍋を提げる」の意味・読み・例文・類語 手鍋てなべを提さ・げる 自分で炊事をするような貧しい生活をする。多く「手鍋(を)提げても」の形で、好きな男との生活ならば苦労をいとわない意で用いる。[類語]食うや食わず・借金を質に置く・火が降る・提灯程の火が降る・火を吹く力も無い・貧に迫る・貧乏の花盛り・紙子四十八枚・赤貧洗うが如し・風破窓はそうを射る・釜中ふちゅう魚うおを生しょうず 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手鍋を提げる」の意味・読み・例文・類語 てなべ【手鍋】 を 提(さ)げる 人を使わず自分で煮炊きをするような、つつましい暮らしをする。貧しい生活をする。[初出の実例]「手鍋(テナベ)をさげさせながく貧苦のくるしみをかける」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例