コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

灰色森林土 はいいろしんりんど grey forest soil

3件 の用語解説(灰色森林土の意味・用語解説を検索)

岩石学辞典の解説

灰色森林土

質の落ちたチェルノゼム土壌で,草原と柏などを伴う森林ステップ地帯に発達する.顕著な灰色の層準で溶脱されているが,深い層準には炭酸塩が存在している.冬が長く夏が暑い大陸性気候の地域に発達する.様々な岩石の型の上に形成されるが,最も一般的には石灰質の岩石の上に見られる[Robinson : 1936, Gerasimov & Glazovskaya : 1965].

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

灰色森林土【はいいろしんりんど】

温帯の大陸気候下の森林ステップ中間帯(下草のある落葉広葉樹林下)に分布する土壌型。暗灰色の腐植層下部に漂白された微粉でおおわれた淡灰色溶脱層があり,その下位に褐〜暗褐色の集積層,炭酸塩集積層と続く。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

灰色森林土
はいいろしんりんど
gray forest soil

中部ヨーロッパからユーラシアの内陸にかけて気候と植生の帯状配列がみられるなかで、冷温帯の混交林にほぼ対応分布する土壌として灰色森林土が認められる。腐植の集積した表土の直下に弱いポドゾル化作用を受けた灰色または灰褐色の下層土を有し、中程度の酸性を呈するもので、冷帯から寒帯に広がる針葉樹林下のポドゾルに移行する一方、温帯に向かって褐色森林土に変わる中間帯に位置する。したがって灰色(または灰褐色)ポドゾル性土とも名づけられる。ユーラシアでは東岸の湿潤気候地域にもみられ、高緯度側のポドゾル域と低緯度側の褐色森林土域の移行帯として、日本の北海道から東北地方にかけて山地や丘陵台地に分布している。[浅海重夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の灰色森林土の言及

【土壌型】より

…ブルニゼムはチェルノーゼムによく似た土壌であるが,溶脱作用はいっそう進んでいるため炭酸カルシウムの集積層はない。ステップのチェルノーゼム地帯と亜寒帯針葉樹林のポドゾル地帯の中間には,樹木と草本類からなる森林ステップが分布しているが,このような植生下に灰色森林土が分布している。灰色森林土の性質はチェルノーゼムとポドゾルの中間的なもので,表層は酸性反応を示すが,下層は中性~弱アルカリ性反応を呈し,粘土の移動・集積(レシベ化作用)が認められる。…

※「灰色森林土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

灰色森林土の関連キーワード栗色土チェルノゼムブルニゼムチェルノーゼムクロトヴィナ黒色土壌草原黒色土退化チェルノゼム

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone