炭酸塩‐水同位体温度目盛(その他表記)carbonate-water isotopic temperature scale

法則の辞典 の解説

炭酸塩‐水同位体温度目盛【carbonate-water isotopic temperature scale】

酸素同位体のデルタ値(δ18O)を測定して,化石石灰岩ドロマイトなどの生成当時の水温を推定するための尺度.次のような式で示される.

t(℃)=16.5-4.3(δ-A)+0.14(δ-A2

δ は炭酸塩の δ(18O)(‰),A は生成当時の水の δ(18O)(‰)である.A が不明でも,ほぼ一定であることさえ判明していれば相対的な温度差を求めることができる.珊瑚礁石灰岩などは生物圏二酸化炭素影響があるため,また海岸に近いものは陸水の影響があるためこのままでは適用できない.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む