為替のマリー(読み)カワセノマリー

デジタル大辞泉 「為替のマリー」の意味・読み・例文・類語

かわせ‐の‐マリー〔かはせ‐〕【為替のマリー】

exchange marry為替銀行が、自行内で売り為替買い為替を見合わせ、持ち高の調整をはかる操作為替相場変動による危険を回避する方法の一。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「為替のマリー」の意味・わかりやすい解説

為替のマリー
かわせのマリー
exchange marry

外国為替売りと買いを結びつけることによって,為替持高を相殺すること。為替操作一種であるが,本来的には為替売買益 (マリー益) の取得目的とする。ただし為替相場の変動リスクを回避するためには,マリーでは不十分であり,カバーが必要である。 (→為替のカバー )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の為替のマリーの言及

【外国為替】より

… マリーmarry銀行や企業が自社のなかで生じる買為替と売為替を見合わせ,為替持高の極小化を図ることをいう。〈為替のマリー〉ともいう。マリーできない持高については,そのカバー(出合い)を外部に求めて為替相場変動のリスクを回避する。…

※「為替のマリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android