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無次元量 むじげんりょう dimensionless quantity

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知恵蔵2015の解説

無次元量

ある量体系において、1つの量をその体系の基本量のべき乗の積で表す時、基本量の指数がすべてゼロである量を無次元量という。例えば、長さを基本量とする体系において、角度という量を2つの半径が切り取る円周の長さと半径の比(ラジアン〈rad〉)で表す場合、角度は無次元量となる。SIでは「数そのもので表される量」と呼ぶ。数「1」を単位とみなすならば、他の組立量と同等。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

むじげん‐りょう〔‐リヤウ〕【無次元量】

物理量の単位をもたない数量。物理的因子を組み合わせた関係式において、長さ・質量・時間といった物理量の次元が相殺されることで得られる。レイノルズ数マッハ数微細構造定数などが知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無次元量
むじげんりょう
dimensionless quantity

比重や比率などのように単位をもたない物理量。無次元数、無名数ともよばれる。その量の次元の表現において基本量に対応する因数の全指数が0である。
 次元が1である量の値は単純に数のみである。「無次元量」という語が歴史的理由から一般に使用されている。これはそのような量の次元の記号表現において全指数が0であるという事実に由来する。ただし「次元が1である量」という語は、そのような量の次元の記号表現が記号1であるという取決めを反映している(ISO 31-0 : 1992、2.2.6項参照)。また、同じ次元の量同士の比をとった場合にも、得られた量は無次元となる。
 無次元量の例としては、面(二次元)の角度、固体(三次元)の角度、線形ひずみ、摩擦係数、屈折率、質量分率、物質量分率、マッハ数、レイノルズ数、量子力学における縮退、コイルの巻数、分子数などがある。[今井秀孝]

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