熊谷直家(読み)くまがい なおいえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「熊谷直家」の解説

熊谷直家 くまがい-なおいえ

1169-1221 平安後期-鎌倉時代の武将
嘉応(かおう)元年生まれ。熊谷直実(なおざね)の長男武蔵(むさし)熊谷郷(埼玉県)を本領とする御家人。父とともに源義経にしたがい,源義仲追討に活躍。寿永3年の一ノ谷の戦いでは平山季重(すえしげ)と先陣をあらそう。のち奥州攻め,承久(じょうきゅう)の乱にも従軍。承久3年9月死去。53歳。通称小次郎。法名は観蓮。

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朝日日本歴史人物事典 「熊谷直家」の解説

熊谷直家

没年:承久3(1221)
生年:嘉応1(1169)
鎌倉前期の武士直実の長男で,武蔵国大里郡熊谷郷(熊谷市)に住す。通称小次郎。法名は観蓮。源頼朝に属して,平家木曾義仲の追討に活躍。特に一の谷の戦で父直実にしたがって平山季重と先陣を争った話は有名。文治5(1189)年の奥州攻撃にも参戦した。

(田中文英)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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