熟む(読み)ウム

デジタル大辞泉 「熟む」の意味・読み・例文・類語

う・む【熟む】

[動マ五(四)]果実じゅくして、柔らかくなる。うれる。「柿の実が―・む」
[類語]れるれる熟する熟成する成熟未熟不熟早熟晩熟追熟黄熟豊熟完熟爛熟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熟む」の意味・読み・例文・類語

う・む【熟】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙
  2. くだものが成熟する。十分実がいる。うれる。熟する。
    1. [初出の実例]「子をうみてけるがもとよりうみたる梅をおこせたりければよめる」(出典:二度本金葉(1124‐25)雑上・五七七・詞書)
  3. 十分に熱や湯気などが通る。むれる。
    1. [初出の実例]「御斎・御粥は、むませさせたまひたる、とまをすべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)示庫院文)
  4. ものごとが十分にできあがる。熟する。
    1. [初出の実例]「借銭乞にせがまれては、うんだ趣向もどこへやら」(出典:浮世草子・当世芝居気質(1777)二)

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