熟む(読み)ウム

精選版 日本国語大辞典 「熟む」の意味・読み・例文・類語

う・む【熟】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙
  2. くだものが成熟する。十分実がいる。うれる。熟する。
    1. [初出の実例]「子をうみてけるがもとよりうみたる梅をおこせたりければよめる」(出典:二度本金葉(1124‐25)雑上・五七七・詞書)
  3. 十分に熱や湯気などが通る。むれる。
    1. [初出の実例]「御斎・御粥は、むませさせたまひたる、とまをすべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)示庫院文)
  4. ものごとが十分にできあがる。熟する。
    1. [初出の実例]「借銭乞にせがまれては、うんだ趣向もどこへやら」(出典:浮世草子・当世芝居気質(1777)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む