植物体から切り離した後の果実で起こる成熟現象。肥大生長が終りに近づくと,果実は甘みや芳香を増すばかりでなく,酸味が減少し,着色,軟化して,食用に適した状態(完熟)へと変化してゆく。こうした一連の変化(成熟)は,果実が樹上にある間に起こるのが普通であるが,果実の中には,やや未熟なうちに収穫しても,成熟を続けて食用に適した状態になるものがある(トマト,バナナ,セイヨウナシ,パパイア,アボカドなど)。樹上で果実を完熟させると,軟らかく傷つきやすくなり,輸送が難しいので,追熟可能な果実では,幾分未熟なまだ硬いうちに収穫し,輸送中(トマト)または低温輸送後(バナナ)に追熟させることも多い。バナナやセイヨウナシなどでは,やや未熟なうちに収穫した果実を適当な温度条件(20℃前後)下に置き,場合によってはエチレンで処理して人為的に追熟させる。
執筆者:杉山 信男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
〘 名詞 〙 ( 牽牛と織女の別れを悲しむ涙雨の意 ) 陰暦七月七日に降る雨。せいるいう。《 季語・秋 》[初出の実例]「歳時雑記曰、〈略〉七日雨、則曰二洒涙雨一」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)七...