コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

早熟 そうじゅく prematurity

翻訳|prematurity

5件 の用語解説(早熟の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

早熟
そうじゅく
prematurity

広義には,平均値をこえた急速な心身の成長をいうが,狭義には,病的な性早熟である思春期早発症をさす。これは,精巣あるいは卵巣の機能が早期に亢進することにより起る。体質的なもののほか,ときに卵巣腫瘍副腎腫瘍,下垂体腫瘍などと関係があることがあり,佝僂 (くる) 病,脳水腫,脂肪過多などとともに現れることもある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

そう‐じゅく〔サウ‐〕【早熟】

[名・形動](スル)
果物などが早く熟すること。また、そのさま。「早熟な品種」
肉体や精神の発育が普通より早いこと。また、そのさま。「早熟な娘」⇔晩熟
「―した才子で、鋭敏すぎていて」〈鴎外ヰタ‐セクスアリス
[派生]そうじゅくさ[名]

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

そうじゅく【早熟 prematurity】

心身の成熟が平均的な児童と比較して著しく早期に現れること。一般的には,精神的,肉体的な成熟の度合が漠然と1~2年早めであることをいうが,これは単なる発育の個体差で病的なものとはいえない。しかし,幼児に大人の肉体的徴候が現れるような性早熟は病的なもので,思春期早発症とよばれる。そのほかに数学や音楽など科学的・芸術的才能に非常に早期から秀でるような場合は,早熟というよりむしろ天才とよばれる。思春期早発症【村上 徹】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

そうじゅく【早熟】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
精神や身体の発達が普通より早くて、大人っぽいところがあること。ませていること。また、そのさま。 「 -な子」
果物などが普通より早く熟すること。 ↔ 晩熟
[派生] -さ ( 名 )

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

早熟
そうじゅく
prematurity

平均に比して心身の発達が早いこと、また、他者より早くある成長段階に達したり、ある能力を備えるようになった状態。早熟は、個体についても種についても同様に適用される。たとえば、孵化(ふか)後すぐ親のあとを追尾して歩く離巣性の鳥類は、留巣(りゅうそう)性の種に比べて早熟(早成)性であるという。[藤永 保]

原因

早熟の原因は二つ考えられる。一つは個体的要因であり、発達の頂点に達する速度が体質的に平均より早い人がある。出生後の身長、体重などの伸びを年次ごとにグラフにかくと(発達速度曲線)、初年次はきわめて大きく、以後低下し、青年期に至ってふたたび急激に上昇してまた低下し、しだいにゼロに近づくという特有のパターンを示す。これを個人別にみると、きわめて短期間にこのパターンを達成する場合と、長期を要する場合とがある。前者が早熟、後者が晩熟である。身長の場合、普通は約18年で成長が止まるが、早熟の人は約16年、また晩熟の人は約20年であり、最大4年間くらいの差がある。伸びがゼロに達するまでの同一年齢をとると、前者は後者より体位が勝り大人びているが、成長しきったあとは変わりがなくなる。したがって早熟、晩熟は一過性の現象で、望ましいとも悲観的ともいえない。その特性を心得ての指導が肝心である。第二の要因は社会・文化的なものである。いわゆる先進国では都市化の進んだ地域ほど、青年の性的成熟に達する年齢が早期化することが認められる。これを「発達加速現象」とよぶ。前世代に比べると、成長の頂点に達するまでは、同一年齢では体位も勝り大人びていることがみられる。これは世代的早熟とでもいえよう。特殊な要因としては、スポーツなどの訓練は成長ホルモンの分泌を促し、成熟年齢を延長する効果があるといわれる。[藤永 保]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

早熟の関連キーワード児童児童福祉法比価平均的児童買春児童ポルノ平均自由行路性的早熟ゴールトンの退行法則併売店

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

早熟の関連情報