熱陰極(読み)ねついんきょく(英語表記)hot cathode

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

熱陰極
ねついんきょく
hot cathode

熱電子放出の作用をもつ陰極。普通の真空管のほか,熱陰極放電管電子顕微鏡などに用いられる。線状タングステンとかトリウムタングステンに直接電流を流して加熱する直熱型陰極と,酸化物を塗った円筒形のニッケル電極の中に加熱用のヒータを入れた傍熱型陰極とがある。傍熱型はテレビジョンブラウン管などのように加熱に若干の時間を要する。

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百科事典マイペディアの解説

熱陰極【ねついんきょく】

電子管熱電子を放出する陰極。タングステンまたはトリウム入りタングステンのフィラメントを陰極としてこれに直流電流を通じて加熱する直熱型と,バリウム,ストロンチウム等の酸化物をタングステン線で間接に加熱する傍熱型がある。
→関連項目陰極蛍光灯サイラトロン自由電子熱電子フィラメント

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大辞林 第三版の解説

ねついんきょく【熱陰極】

加熱することによって熱電子を出す陰極。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ねつ‐いんきょく【熱陰極】

〘名〙 加熱して熱電子を放出させるための陰極。タングステン陰極、酸化物陰極などがある。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

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