牧冬映(読み)まき とうえい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「牧冬映」の解説

牧冬映(初代) まき-とうえい

1721-1783 江戸時代中期の俳人
享保(きょうほう)6年生まれ。江戸の人。中川宗瑞(そうずい),佐久間柳居(りゅうきょ),3代深川湖十にまなぶ。江戸座判者から,のち独立して冬映側をたてた。天明3年8月24日死去。63歳。別号に冬渉,冬英,桂窓,紫陽館,老蚕,瑞興亭,白花庵。著作に「桂の実」など。

牧冬映(3代) まき-とうえい

1760-1849 江戸時代後期の俳人。
宝暦10年生まれ。江戸の人。はじめ加藤野逸(やいつ),のち2代牧冬映の門人となった。嘉永(かえい)2年5月5日死去。90歳。通称は近江屋(おうみや)弥一。別号に蓮窓,松守庵(3代),方堂。句集に「かたいと」など。

牧冬映(2代) まき-とうえい

?-? 江戸時代中期-後期の俳人。
江戸の人。初代牧冬映の門人。初代の一周忌の追善集「うしろ向集」を天明4年(1784),十三回忌の追善集「老蚕句集」を寛政7年に編集した。別号に一巣庵,雨沢,兌堂(だどう)。句集に「兌堂発句集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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