犬枇杷(読み)イヌビワ

精選版 日本国語大辞典 「犬枇杷」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐びわ‥ビハ【犬枇杷・天仙果】

  1. 〘 名詞 〙 クワ科の落葉低木。本州中部以西の暖地で池や海岸付近の林中に生える。高さ二~四メートル。樹皮はなめらかで灰白色、傷つけると乳白色液汁が出る。葉は倒卵形か倒卵状長楕円形で先がとがる。雌雄異株で、春、小さな白い斑点が散らばったイチジクに似た花嚢を付ける。花嚢は径一五ミリメートルほどで、夏から秋にかけ紫黒色に熟し、食べられる。いたぶ。いたび。こいちじく。ちちのみ。やまびわ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「天仙果(いぬひわ)〈略〉小児喜食俗名犬枇杷」(出典和漢三才図会(1712)八八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む